まいにち、子育ち日和。

2017年、遠藤さんの子育ち理論、本講座を受講。 子のありのままを受け止めようとする、子育ち実践の物語を書き留めていきます。

2017年05月

子育ち理論とは;

静岡県にある、絵本とおもちゃの専門店「もりの」店主の遠藤英一氏が20年以上にわたり研究し続け構築している独自の育児理論です。全国から依頼を受けて各地で講座を開き、その修了生は700名を超えるとか。
受講生の実践をフィードバックさせて柔軟に変化を続けているため、書籍化は困難とのことで、遠藤さんの手による本などはありません。

子育ち理論では、親は、子をありのままに受け止め(ようとし)、子が自ら育つ(自分でやる)のを手伝うもの(役割/仕事)として、子が成人するまでの21年間(お腹の中から)を見通します。
そして、具体的な方法論(対処法)を備えているのも特徴的です。

〜子育ち実践の4本柱〜
1:日課を安定させること
2:リビングに子の空間を作ること(おもちゃ空間と机上空間)
3:真似で返すこと
4:(生活の場面では)指示を出すこと

簡単に述べましたが、子育ち理論とは、なんて概略をまとめるにはまだまだ修行中の身でして。。。ということで、子育ち実践の先輩方のブログをご覧になっていただいた方が良いかもと思い、各ブログをご紹介します。

◆子育ち理論についての参考ブログ◆

(リンクはブログ主さまにお断りしてから貼りたいと思っています。お手数ですが各種検索エンジンをご利用ください)

遠藤さんの「子育ち」理論
2013年の子育ち講座を修了したマツお母さんのブログ。子育ちっ子・ウメ子ちゃんの物語を中心に、子育ち理論についても詳しく記述されています。ろこは、このブログを拝見して子育ちに入りました。
最近は、ウメ子ちゃんが大きくなったので「どんぐり倶楽部」もスタート!
こちらの学習法が気になるろこはそちらも参考にさせていただいています。

NIKKA BOKKA
子育ち講座初期に修了されたotamisanのブログ。文書化が難しい、と遠藤さん自らがおっしゃっている子育ち理論をわかりやすく紹介している冊子"kosodachi"(もちろん遠藤さんも承認)の執筆者でもあります。
このブログは、講座を修了されて5年経ってからの日々を綴られています(こちらは引越し後らしいですが)。どの記事も滋味深く、じわーっと心に沁みてきます。必読です!

• どんぐり★ころころ

• mother-takagi 今日の話

• 遠藤式子育ち理論研究所

2歳差兄弟の子育ちかんさつ記録
同じ子育ち講座の受講仲間、みみえさんの子育ちブログ。講座を主催してくれた、ろこの恩人です(^ ^)。子育ち理論についても詳述あってたのしく勉強にもなるし、兄弟の子育ち実践記録は貴重。長男とっけくんがたうたうと同い年(2017年4歳)です。

•【海外版】遠藤さんの子育ち理論


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目次はこちらです。

たうたう、3歳10ヶ月のものがたりです。

自転車で移動中のときのことでした。ちょうど、横断歩道を信号が変わって走り出した時のお話です。

たうたう:なんでお母さんちらちらしたの?
ろこ母:ちらちら?あぁ、車が来ないか見たのよ。(あ、説明しちゃった、と反省)
たうたう:ちらちらじゃなくて、ぷいぷいみるの!
ろこ母:ちらちらじゃなくてぷいぷい??あぁ!ぷいぷいみるのね!
たうたう:目だけじゃなくて、顔ごと動かしてみるの!
ろこ母:目だけじゃなくて顔ごと動かしてみるのね、わかりました。
たうたう:おばあちゃんちついたらやってあげる。
ろこ母:おばあちゃんちついたらね。ありがとうね。

(おばあちゃんちにつきました)

たうたうは、「こう!」というと、顔を左右にぶんぶん振ってみせました。

おしまい。

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ちらちら、と、ぷいぷい、なんてなんて可愛らしい表現だろうと思いつつ、どこで仕入れたのかな、と思ってたうたうに聞いてみたのですが、幼稚園でもYouTubeでもテレビでもないそうです。

小さい子の方が交通ルールに真面目だなぁ、とは常々思っているのですが、たうたうも例に漏れず。
点滅する信号で横断歩道を走り抜けたり、踏切でカンカン鳴り始めたりすると(いずれもあぶない。。)自転車の後部座席から、金切り声で非難の声が飛んできます。
細めの道で車と出会うと、車が行き過ぎるまで端に寄って立ち止まり身を固くしていたりします。
ろこ母も、たうたうを自転車に乗せるようになってからずいぶん慎重になったものですが、まだまだです。しょっちゅうたうたうに怒られています。

※ 子育ちでは、自転車に乗って移動はまだ(この年齢では)推奨されていません(でも使っちゃう)。念のため。。。

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子育ち理論を教えてくれた友人が、住んでいる近くで子育ち講座開講に奔走していることがわかりました。
本講座は敷居が高いな、と思っていたのですが、お試し講座は受講したい!!と思い、即申し込みました。

お試し講座を受講して、もともとあまり受けるつもりのなかった本講座受講に揺れ動くことになりました。
本講座が受けられる機会はそもそも限られていて、主催が友達でしかも近隣でやるとか、受けないとか選択肢ないでしょ、っていまなら思うけど、以下の理由で躊躇してました。

・育児講座に参加することや、特定の育児論に傾倒することを旦那は確実に毛嫌いするから言えない(いまも言えてない)。
・それもあっておもちゃ空間も机上空間も作れそうにない。
・日課だってきっと整わない(お試し講座で7:00起床は遅いと言われ、やっと7:00起床に時計を整えたばかりの状態だったし)
・真似さえ手こずってる

こんな感じで本講座受けてもきっと脱落する。。。みたいに思ってたのです。

さらに、
・飲まれやすい性格から、子育ち理論に絡め取られ?そうになるかも?
・(母に厳しくツッコミ鋭いという噂の)遠藤さんに精神的に隷属してしまうかも??
・子育ち理論実践に没頭して逆に子を見失うかも???(実際、当時そうなりかけてた)

とかも危惧してました。

あとは、
・たうたう(人が大勢集まる場所が苦手)が長時間の講座に持たない。
・幼稚園のお迎え時間と講座の時間が合わない。
・講座の日はたうたうを実家に預けようとしたけど、実家の母が子育ち受講に反対気味。

という具体的なものまで、様々な点から大いに悩んでました。

結論から言うと、とくに中段の三項目はバカバカしいくらいの杞憂だったのだけど、
まぁ、当時は真剣に悩んでました。

そして。。。とりあえず、おもちゃ空間と机上空間を作ってみました。
帰宅し公に浸潤されたリビングを見た旦那の絶望した表情はいまでも忘れられません笑笑。

散々悩んで、主催の友人に、やめる連絡をしてすぐさま、やっぱ受けたい!みたいな揺れぶりを露呈(汗)。揺れながらの受講決定となったのです。

なお、本講座受講についてあんまり悩んで疲れ果てたろこ母は、真似が通らなくて母子ともに荒れることも多くなっていたこともあり、本講座スタートまで、子育ち実践はしばしお休みをすることにしました。

子育ち講座受講の感想(途中経過)はこちら。

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追記。主催の友人はよくよく相談に乗ってくれて、お家にまで招待してくれました(子の空間を見せてくれたりした)。この場を借りて改めて感謝。今となっては、ほんとに受けてよかったと心底思います。
本講座を受ける機会があってもし悩んでいる方がいらしたら、ぜひコメントください。


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いくつかのブログ(主にマツお母さん)を拝見し、子育ち理論に取り組み始めたろこ母でしたが、この「真似と指示」、最初は一見うまく行きそうに見えたのですが、これになかなか手を焼くことになります。

そしてまず、子育ちに取り組み始めた頃の生活の課題をお話ししておきたいと思います。
子育ちをやってみよう、と思う方は皆さん軒並み育児に対してのアンテナの高い方が多いように感じるのですが、ろこ母はもう、なんというか、並の並、むしろ中の下、いや。。。

・まず、就寝&起床時間。3歳児健診当時、23:00〜10:00が専らの時間帯でした。幼稚園入園を控えさすがにまずいと思い、21:00〜7:00を目指して改善を始めたばかりでした。

・つぎに。極度の出不精(たうたうが)。外に出て人に会うのが怖い、というところもあったかもしれませんが、買い物に出るに難儀する有様でした。お散歩なんて夢のまた夢。そもそも歩くのが嫌いで、すぐに抱っこ&おんぶをせがみました。

・一歳半を過ぎた辺りから、お昼寝をしなくなりました。

・デジタル機器に慣れ過ぎており、DVD&BDレコーダーを操り好きな録画番組を楽しむほか、iPhoneやニンテンドーDS(脳トレのみ)やタブレットで、YouTubeを見たりしていました。

・21:00からのドラマなんかも好んで視聴してました(見せるなって話で)。

・酷い偏食で、野菜と肉類、野菜が苦手。揚げ物にしてなんとか唐揚げや魚のフライを食べられるくらい。果物も苦手です。

挙げたらキリがないのですが。。。どうしたものかと手を焼いていました。
なので、子育ちの日課なんて実践できる気がしませんでした。

さて。こんな状況から始めてみた子育ち実験では、真似と指示、主に真似を始めてみたのですが、初期のこの方法の一番の効用は、(個人的には)ろこ母の気持ちが落ち着いたことでした。
同じ言葉をなぞることで、カーッとなるのが収まる。それだけでも、たうたうが落ち着いて行くのがわかりました。

が。結局、たうたうの意向が通らない時の真似は全くうまく行かず。逆に火に油を注ぐような怒り具合で、困り果てることがかえって多くなりました。真似をするときに、こちらのニュアンスに否定が入るのを察知して、烈火のごとく怒る。。。(これはいまだにそういう傾向があります)

余談ですが、ろこ母は、ものすごく説明する母でした。
何でもかんでも理由を言う。とりあえずでも、理由を述べる。そしてそれは主に、たうたうの意向が通らないときに。もちろん通用しないことも少なからずありましたが、実感としては、真似だけで返す時よりも収まりが良い、という印象さえあります。

でも、子育ちでは、母は説明しない存在なので、上記はNGな対応です。最近では、ようやく、それが子を傷つけてるのではないか、という気がしてきたのも事実です。
しかしながら、生まれてからずーっとそれでやってきたせいか、理由なしの不許可にたうたうが納得できない様子なのかな。。と分析したりもしていました(違うかもしれないのですが)。

お互い折り合いがつかなくなってしまうことが多くなって、しばらくして、とりあえず真似をお休みすることにしました。

つづく。。。


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たうたう、3歳9ヶ月のものがたりです。

Eテレの小学生向け体育番組、体育の介が好きなたうたう(テレビで見たのは数えるほど。ぶんお父さんにパソコンでアーカイブを見せてもらったりしています汗)。
お母さん富田さん(お手本で出てくる、元体操選手)やって、とか無茶振りをしてきます(笑)。

ある日のこと、ストレッチ用のゴムのロープをつかんでフラフープ!とかやってたたうたうに、ぶん父が、なわとびやれ、と言ったところ、体育の介でみた、とやる気に。

たうたう:できるポイント、インストール!ってやって。(体育の介でおなじみのフレーズ。以下同)

ろこ母:できるポイント、インストール!

たうたう:できないポイント、インストール!!ってやって。

ろこ母:できないポイント、インストール!ポチッと。

たうたう:な。

ろこ母:ポチッとな。

縄を跨いでぐるりと回し、また跨いでぐるり、を繰り返すたうたう。
ろこ母はおお!と反応していました。
すると、

たうたう:お母さん富田さんやって!たうたう博士やる。
ろこ母:お母さん、富田さんやるの、で、たうたうが博士なのね、いやいや、富田さん無理だよできないよ。たうたうなわとびできてるじゃない。

すると、こうやるんだよ、と言ってから、ふと思いついたように、お母さんに戻って!たうたうもたうたうに戻る、と言いました。

たうたう:お手本見せてって言って。
ろこ母:お手本見せて。

すると、たうたうは、一回ぱぱっとやってみせてくれました。

たうたう:はい、やって(とロープを差し出す)
ろこ母:いやいや、早くて見えなかったよ。
たうたう:(すこし思案する顔で)うん、お手本はゆっくりだね。じゃあ、もう一度。。

たうたうはそう言うと、ゆっくりと縄跳びの動作をしながら解説を始めました。
「片方の足をこっち側に移す。もう片方の足も、移す。そして、手をふたつとも、合体させたままぎゅっと、ぐるーり回転回す!」
ロープがバシッと音を立てました。
そしてこちらを見上げて、「ね、わかった?はい、やって。」

ろこ母がロープを持って突っ立っていると、たうたうはろこ母の後ろに回って足を掴んで、「片方の足を、こっち側に移す」「そして、こっちも、移す」と足を動かします。
そして母の両手に小さな手を添えて、「それから、手をふたつとも、回転!」

バシン!と大きな音を立ててロープが床を打ちました。
振り向くと、たうたうは満足そうに笑っていました。

おしまい。

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